ブログやホームページをインターネット上で公開したいと思うなら、WordPressでも静的なhtmlデータのみの普通のサイトであっても「サーバー」と「ドメイン」は必須です。

基本的にサーバーはホームページやブログのデータを置いておくスペースであり、ドメインはそこにアクセスする為の住所であり、共に「レンタルサーバー」と「ドメインサービス」を利用して取得する必要があります。
レンタルサーバー比較 2021年1月版
WordPressの導入が容易な人気サーバーを比較表で見てみます。
各サーバーの内容はプランに依り異なるのでWordPressが利用できる一番リーズナブルなプランで比較しています。
サービス名 | 月額料金/初期費用 | 容量 | マルチドメイン/データベース | 転送量 | その他 |
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1,000円/3,000円 | 200GB |
無制限/50個 |
70GB/日 | 独自SSL無料 バックアップ |
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500円/0円 | 10GB | 1/1個 | 25GB/日 | WP専用 |
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880円/0円 | 150GB | 無制限 | 2TB/月 | 独自SSL無料 |
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250円/ | 50GB | 50/1個 | 60GB/日 | バックアップ |
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900円/0円 | 200GB | 無制限/50個 | 非公開 | |
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1,500円/0円 | 256GB | 無制限/100個 | 120GB/日 |
※詳細は公式HPをご確認下さい
こんなレンタルサーバーは注意!
今まで10年以上色々なサーバーを使用してきた経験上でサーバーで重要だと思うポイントは以下の5つです。
- アクセスが集中した時に落ちないか?
- セキュリティ、サポートは信頼できるか?
- 複数のサイトを運営できるか?
- プログラムは安定して動かすことが出来るか?
- 管理画面は使いやすいか?
順に説明します。
アクセスが集中した時に落ちないか?
サーバーには転送量というのがあるのですが、これは一度のアクセスにどれだけサーバーが耐えてくれるか?を表す指標となります。
これが少ないと503エラーとなり、ユーザーがたくさん来ているのに肝心のサイトが表示されないという事態が起こります。これからサイトを始める方には想像しにくいかもしれませんがサイトというのは何が切っ掛けで注目されるかわかりません。
そんな時に表示されないなんて悲しすぎます。なのでキチンと転送量はチェックしておきましょう。
セキュリティ、サポートは信頼できるか?
近年、DDosなど様々な攻撃がサイトに行われています。サイトがハッキングされると内容が改竄されたり、違うページが表示されたりします。また、人為的なミスでもサイトデータが全て消えてしまういうトラブルも過去にはあります。
利用するサーバーの過去のトラブル歴やサポートの信頼度はとても重要です。
複数のサイトを運営できるか?
通常のサーバーは1つ借りると複数のサイトを運営することが出来ます。
ただ中には1つだけというのもあります。月額500円だけど1つだけなのか月額1000円だけど50サイトくらい作れるのか?というのは長い目で見るととても重要な点です。目先の安さだけに惑わされないようにしましょう。
プログラムは安定して動かすことが出来るか?
特にWordPressの場合はPHPプログラムを使用するのでサイトが確実に動くことが大事です。
サーバーによってはバージョンや設定が違うせいで思わぬ不具合に出会うことがあります。具体的にはプラグインが上手く動かない、動作が遅いなどです。
ただ「WordPressが使える」というだけでなく、確実に気持ち良く動くサーバーを選びましょう。
管理画面は使いやすいか?
サーバーというのは一般の人にはわかりにくい部分でもあります。
昔ながらのサーバーは管理画面が玄人向けとなっており非常に扱いにくいサーバーがあるので注意が必要です。
また、更新を忘れるとサイトのデータが消えてしまうので管理が簡単でわかりやすいサーバーを選びましょう。
おすすめできるレンタルサーバー
信頼度No1は「エックスサーバー」
稼働率は99.9%以上の安定性。多くのブロガーからビジネスサイトユーザーまで幅広く愛され、信頼の厚いエックスサーバー。
今では僕のメインサイトは全てこのエックスサーバーで運営しています。
ココがおすすめ!
- 稼働率99.99%!驚異の安定性
- 信頼できるサポート、使いやすい管理画面
- 決め手いろんなサーバーを使ってきたけど一番WordPressのトラブルが無い!
チェック項目 | 内容 |
アクセスが集中した時に落ちないか? | 70GB/日 ※瞬間2000アクセスでも落ちない実績あり |
セキュリティ、サポートは信頼できるか? | 24時間365日。電話サポートあり。7日分のデータ自動バックアップ |
複数のサイトを運営できるか? | マルチドメイン無制限・データベース50個 |
プログラムは安定して動かすことが出来るか? | 最新16コアCPU・PHP7対応で稼働率99.99%以上の安定性 |
管理画面は使いやすいか? | WordPress自動インストールや自動決済あり。初心者でもわかりやすい |
肝心の転送量は一番安いスタンダードプランでも瞬間アクセス2,000を捌いてくれた実績があります。この価格帯でこれだけ信頼できるサーバーは他にありません。
サポートの丁寧で管理画面も非常にわかりやすく、WordPressのインストールやセキュリティ設定なども簡単に行うことができ初心者にもオススメのサーバーです。

エックスサーバー管理画面
ここが凄い
エックスサーバー社は何と「独自SSL」が無料で利用できます。
独自SSLはホームページの通信のセキュリティを高める機能であり個人情報を扱うお問合せフォームなどでは欠かせません。また、GoogleはSSLに対応したサイトの検索順位を優遇すると発表しているので今後必須事項になることは間違いありません。
現在、サーバー会社の中で無料で利用できるのはエックスサーバー社だけです。(※現在はmixhostなど他社も追従するところが増えてきています。ただ自動更新など扱いやすいのはエックスサーバーが一番だと思います)
さらに、ドメインが永久に無料で使用できるキャンペーンも定期的に行っています。

エックスサーバーが一番。全部移転させたいぐらい
— すなふきん (@yyz_prg) 2016年6月19日
あと、ブログを本気でやりたいならサーバー代をケチっちゃいけない。自分は格安のロリポップで始めてバズった時にサーバー落として激しく後悔した。そこで学んだのは、アクセス集まるブログにしたいなら、最初からしっかりサーバー代に投資すること。エックスサーバーは最初から契約しとくべきと学んだ
— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) 2017年1月25日
エックスサーバーの「wpX」独自SSLや自動バックアップ&復元は魅力だから、エンドユーザーが自分用に1サイトだけ運用するとかならいいかもしれないけれど、WordPressに特化するためにいろいろ独自の設定なので、個人的には普通のエックスサーバーの方が使いやすいと思った。
— Kurudrive (@kurudrive) 2017年1月24日
リーズナブルにWordPressを始めるならWpX
エックスサーバーは文句なしのお勧めなのですが月額1,000円が辛い方もいると思います。実際、昔は僕もそうでした。
そんな方には同じくエックスサーバー社の「Wpxクラウド」がお勧めです。
チェック項目 | 内容 |
アクセスが集中した時に落ちないか? | 25GB/日 ※通常のサイトなら問題なし |
セキュリティ、サポートは信頼できるか? | 24時間365日。電話サポートあり。14日分のデータ自動バックアップ |
複数のサイトを運営できるか? | 1つのみ |
プログラムは安定して動かすことが出来るか? | 高速webサーバのNginx採用。WordPressに徹底的に最適化 |
管理画面は使いやすいか? | WordPress自動インストールあり。初心者でもわかりやすい |
WpXクラウドは月額500円の初期費用無しで利用できます。
内容的には容量10GBで1ドメインまでとエックスサーバ―と比べて総体的には劣りますがまずは1つのサイトをしっかり育てていきたいという方には丁度良いサービスです。

Wpx管理画面
さらにこのWpXはWordPressサイトに特化しており、通常のサーバーよりさらに高速に、安全に運用できる配慮がされています。サイトのアクセスが増えてきたり容量がもう少し欲しくなったら後からプランをアップする事も可能です。
参考WpXクラウド設定からWordPressインストールまで
月額880円で複数サイト運営も可。Mixhostも人気
Mixhostも予算を抑えたい人に人気のサーバーです。
チェック項目 | 内容 |
アクセスが集中した時に落ちないか? | 2TB/月 ※メインサイトでなければ問題なし |
セキュリティ、サポートは信頼できるか? | メールのみ |
複数のサイトを運営できるか? | マルチドメイン無制限・データベース無制限 |
プログラムは安定して動かすことが出来るか? | LiteSpeed Webサーバー |
管理画面は使いやすいか? | △ WordPress自動インストールあり。 |
月額880円で容量150GBでデータベース無制限、アダルトサイト可のサーバーです。長年の実績による信頼性や安定度はエックスサーバーが良いと思いますが重要度の低いサブサイトや他サーバーでは運営できないジャンルのサイトなど用にリーズナブルなサーバーを求めている方にお勧めかと思います。
Mixhostの料金は魅力的ですが管理画面が少々わかりづらいのと、メモリが512Mbと少ない(4GBに変更)ので注意が必要です。
参考MixHost「エコノミープラン」でWordPressをインストールする方法
【法人向け】KDDIのCPIサーバー
SUNTRYをはじめとした上場企業・官公庁様まで幅広く愛用される17年の実績あるサーバーで料金よりも安定・信頼を重視したい法人サイト用のサーバーとして人気があります。
- 稼働率 100% 保証の SLA(品質保証制度)を制定
- 24時間 365日対応サポート体制
- WAF標準搭載でウェブサイトを不正な攻撃から守る
初期費用は12ヵ月契約なら0円。月額3,800でディスク容量、マルチドメイン、データベース、全て無制限なので大量のサイトを作る場合は一番リーズナブルになります。もちろん、バックアップ機能及びリストア機能も標準装備。
チェック項目 | 内容 |
アクセスが集中した時に落ちないか? | 制限なし |
セキュリティ、サポートは信頼できるか? | 24時間365日 |
複数のサイトを運営できるか? | 無制限 |
プログラムは安定して動かすことが出来るか? | 稼働率 100% 保証の SLA(品質保証制度) |
管理画面は使いやすいか? | WordPress自動インストールあり。 |
10日間の無料お試しもあり。
CPIレンタルサーバー
レンタルサーバーについて詳しく
サーバーは自社や個人で用意する事も可能ですが、コストパフォーマンス的にもセキュリティ的にも「レンタルサーバー」と呼ばれるサービスを利用した方が安価で安全です。
安いところでは月額500円程度から利用する事が出来ます。
ドメインはどう設定するの?
ドメインは別途ドメインサービスを取得して設定するか利用するサーバーでもサービスによっては共に取得する事が可能です。
エックスサーバーではよく「無料ドメインサービス」をやっているので、その時に契約できると半永久的にドメインが無料で使用できます。
【豆知識】レンタルサーバー用語について
レンタルサーバーを比較する時に知っておきたいいくつかの重要なワードを説明します。
- 容量
- マルチドメイン
- サブドメイン
- データベース
- 共有SSL
- 転送量
- 自動インストール
容量
ホームページのデータを置いておける容量です。容量が少なくなると閲覧も重くなるので余裕のあるサーバーを利用しましょう。特に動画や高画質の画像を多く使用すると容量が圧迫されます。
マルチドメイン
サーバーの中で使用できるドメイン数です。
僕も始めたばかりの頃が知らなかったんですが1つのサーバーでデータ量が許す限り複数のサイトを運営する事が出来ます。マルチドメインはその数です。
料金の安いサーバーは往々にしてマルチドメイン数が1つだったりします。月額500円で利用できるドメイン数が1つのサーバーより月額1,000円でマルチドメイン無制限の方が結果お得である場合があります。
サブドメイン
同一ドメイン内で作成できるドメイン数です。例えば「http://hoge.com」のサブドメインは「http://abc.hoge.com」「http://efg.hoge.com」などが作成できます。
データベース
例えばWordPressでサイトを作成する場合MySQLというデータベースが最低でも1つ必要になります。
サーバーによってこの使用できるデータベース数にも違いがあります。マルチドメインが無制限でもデータベース数に制限があればWordPressで作れるサイトも制限されます。
共有SSL
SSLは通信を暗号化する仕組みで「https://~」で表示されるページです。
利用には多少の知識が必要ですが近年のGoogleも重要性を訴えており、独自SSLは高価な為、共有SSLが用意されていると使用のハードルが低くなりお勧めです。
転送量
転送量はサーバーへの送受信にかかるデータのサイズで、これが多いほどアクセスに耐えることができます。
反対にこれが低いとアクセスが増えた時に「503エラー」となりサイトが表示されなくなるので注意が必要です。またサーバーによっては転送量の上限を超えると追加料金が取られる場合もあります。
自動インストール
WordPressなどのツールが簡単にインストール出来る用意が予めあると導入が容易です。
最近はほとんどのサーバーに用意されています。
まとめ
この価格でこの信頼は間違いなし!エックスサーバー
現在、メインサイトはほぼエックスサーバーにしています。
昔、予算がなかった頃に作成したいくつかのサイトは「サーバーなんてどこも同じだろう」と格安サーバーで作成しましたが、安定性や使いやすさの面でとても後悔しています。
また、仕事で依頼されるお客様の大切なサイトもエックスサーバーを選択しています。
WordPress特化。予算500円からのWpxクラウド
WpxはWordPressに最適化されているので何も考えなくても高速化やセキュリティ関連が設定されているのが魅力です。
が、その反面どうしても高速化を行うキャッシュやIP関連のセキュリティが思うような動作を阻害する時があります。知識が無い方の場合、ある程度のカスタマイズをしようと思うと少し注意が必要です。
コスパ重視で使いやすいサーバーならMixhost
月額500円以下のラインでWordPressも通常のサイトも使いやすいサーバーです。
メインサイトに育てる予定はなく、サテライトなどのサブ的なサイト達をリーズナブルに運営するのに使用しています。そのような用途であればとくに不便を感じた事はありません。
